【IT】Appleのロビー活動費が最高に　1～3月、独禁法改正警戒

【シリコンバレー=奥平和行】米アップルの米国におけるロビー活動費が過去最高を更新したことが21日、明らかになった。同日までに米議会に提出した報告書によると、2022年1～3月期に250万ドル（約3億2000万円）を投じ、過去最高だった17年4～6月期を12%上回った。米IT（情報技術）大手は反トラスト法（独占禁止法）改正などへの警戒を強めている。

アップルの22年1～3月期のロビー費は前の四半期よりも34%増え、増加率はIT大手でもっとも高かった。具体的な活動分野のひとつとして「労働・反トラスト・職場」を挙げ、アプリ配信サービスの運営企業に自社決済システムの利用を義務付けることを禁じる「開かれたアプリ市場法」などを記した。

同社はiPhoneなどの製品でアプリ配信サービス「アップストア」の利用を義務付け、決済でも自社システムの使用を求めてきた。米議会などはこうした仕組みが独占・寡占に当たるとして法規制を強めようとしているが、アップル側は規制強化によりプライバシー保護がおろそかになると主張している。

アップルのティム・クック最高経営責任者（CEO）は今月、米首都ワシントンで講演し、世界のプライバシー保護の専門家に改めて懸念を示した。IT大手が自社の製品やサービスを優遇することを禁じる「米国イノベーション・選択オンライン法」などもプライバシー保護の観点から問題があるとみており、審議を担当する議員などへの働きかけを強めていた。

IT大手は反トラスト法の改正に加え、利用者がSNS（交流サイト）に投稿したコンテンツの管理や、プライバシー保護に関する規制強化を警戒している。法改正の機運が高まっていることを受け、議員らに「国際競争力が低下する」などと訴える活動を強めてきた経緯がある。こうした活動を強化するために、ロビー費も積み増してきた。

米NPOのセンター・フォー・レスポンシブ・ポリティクスによると、21年はメタ（旧フェイスブック）が2007万ドルをロビー活動に投じ、民間企業で最多になった。アマゾン・ドット・コム、アルファベット（グーグル持ち株会社）、マイクロソフト、アップルを加えた5社の合計は約7000万ドルに達し、過去最高を更新していた。

メタは22年1～3月期もアップルを上回る539万ドルをロビー活動に投じたが、前の四半期との比較では1%減少した。グーグルは前の四半期より3割強多い296万ドルだった。アマゾン（本体のみ）は497万ドル、マイクロソフトは254万ドルをそれぞれロビー活動に充て、ともに前の四半期並みの水準を維持した。
2022年4月22日 11:16
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN220K90S2A420C2000000/

ロビー費っていう科目があんのね
普通に損金になるんかね

つまり買収やんけ

iPad買おうかなぁ、次世代を待とうかなぁ

りんごは金あるからこういうのはいくらでもばらまけるんだろうな。

政治献金は合法でしょ

いまや独占禁止法といえはマイクロソフトではなくアップル